プロジェクトの紹介

ごあいさつ

富山大学歩行圏コミュニティ研究会(通称:ホコケン)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)-社会技術研究開発センター(RISTEX)『コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン』研究開発領域(領域総括:東京大学秋山弘子先生)の平成23年度プロジェクト(平成23年10月1日~平成26年9月30日)の一つとして採択されたことを契機に設立されました。

本研究会は、富山大学(医学部看護学科、芸術文化学部、人間発達科学部、工学部)の教員が中心となり、富山市行政、富山市星井町地区長寿会、地元企業・商店街等が協働で「歩いて暮らしたくなるまちづくり」に取り組む研究プロジェクトです。

本プロジェクトでは、元気な高齢者はもちろん、少し足腰が弱くなった高齢者も積極的に街にに出て交流を楽しみ、健康を維持することができる生活圏を『歩行圏コミュニティ』と定義し、その現実を目指します。

本プロジェクトの特徴は、“まちづくり”に独自開発の歩行補助車「まちなかカート」を活用する点です。

現在、歩行補助車は病院や福祉施設の中など、限られた場所で使われることが多く、屋外で見かけることはほとんどありません。しかし、歩行補助車が地域高齢者の生活を助け、そのコミュニティでは見慣れた風景となれば、歩行補助車はコミュニティの文化となります。「道具」の助けを多少借りながら自分で歩いて住み慣れた地域で普通の生活をする。それが本プロジェクトの目指す高齢社会のデザインです。                                                                                                                                       

コンパクトシティを標榜する富山県富山市のまちなかを舞台に、産・学・官・民が協働でまちなかカートを活用した様々な社会実験を行い、歩行圏コミュニティの都市文化としての普及発展を唱導していきたいと思います。

2013.10.1 代表 中林美奈子(富山大学大学院医学薬学研究部 地域看護学講座)