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【中林】ミラノの街に似合います

2015.06.04

 5月28日。富山市さんがミラノ(イタリア)で、環境未来都市の国際展開のためのシンポジウムを開催されました。ホコケンにもお誘いがあり参加させていただきました。当日はミラノ市行政関係者、関係団体、市民の方がたくさん参加され、盛会でした。

 ホコケンは『アクションリサーチ』を研究手法とした研究会です。私たちは、アクションリサーチを、「研究者が行政や市民との協働を通して社会実験を行い、行政や市民の意識や行動に影響を及ぼすことでコミュニティを変容させ、それを通じて実践的な知を生み出す研究手法」と理解しています。共同でもなく協同でもなく協働。これまでのホコケン活動を通し、協働のためには、相手の仕事を知る、一緒に同じ作業を行う(同じ釜の飯を食う)、自分の役割を果たすことが心構えだと学びました。

 歩行圏コミュニティ実現のためには、富山市行政との協働が不可欠です。行政からのお声かけは断らない。(歩行圏コミュニティ実現に関して)行政だけでなく、市民の方、企業の方からのお誘いは断らないのがホコケンの信条です。協働の第一歩だと思っています。

 シンポジウムの冒頭、森市長さんが富山市環境未来都市の概要を紹介され(写真)、ライトレール、小水力発電、エゴマとともに「ホコケン」も登場しました(写真)。市長さんのパワポにホコケンが映った!!こんなうれしいことはありません。協働を実感。

 その後、ポスターセッションでは私がホコケンの紹介をさせていただきました(写真:私の隣のイケメンイタリア男性はイタリア語の通訳さん。その横で心配そうに私の発表を見守って下さっている日本人男性は同じ大学の和漢薬研究所の渡辺先生。渡辺先生は今回ミラノ訪問のメインであるエゴマ班の先生)。(写真:イタリア語に訳した当日配布用のチラシ)。

 シンポジウムのあと、まちなかカートを押してミラノ市内を散策しました。折りたたむことができる2号機は、手荷物として飛行機に預けることができるので、海外へのお供はもっぱらこれです。街ではカート通して歩く高齢者の姿を何回か見かけました(写真)。いずれも写真のようなまちなかカートと同スタイルのカートでした。

 ホコケンの赤いまちなかカートは、ミラノの青い空、白い大聖堂(ドゥオモ)に映えます(写真)。ミラノの石畳や坂道もスイスイ進みます。まちなかカートはおしゃれなミラノの人にも受け入れられる予感です。

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