【中林】ホコケンレッド
2015.06.17
ブログを見て下さった方から、『歩行補助車、違和感が無いどころか、町の色がシンプルな分、赤が映えて、ミラノに溶け込んでいるように感じました。』と、コメントメールをいただきました。
確かにミラノで私が惹かれた風景のスナップをみると「赤」が多い(写真:街の道路案内、市場のチェリー、ミラノで大人気のピザ屋さんの紙ナプキン、庭の花)。「街の色がシンプルだと赤が映える」。このコメントに大いに納得、感心しています。
まちなかカートを赤色にして良かったと今改めて感じています。ミラノはもちろん、富山市内もシンプル&シックな色合いで都市空間が整備されていますので、カートの赤色が街に映えます。色は大事です。
カートの色はモニターさんと相談して決めました。一番最初に作った1号試作機には、赤、黒、シルバー、オレンジ、ブルーがありました。モニターの方に「好きな色のカートを使ってください」と提示したところ、人気色は赤とオレンジ。男女問わずでした。黒やシルバーについては、地味、歩く元気が湧かないとのこと。
色の効果に関する本を見ると、赤色は人を元気づけ、より活発にさせると書いてあり、プロジェクトリーダーの好みを加味して赤色にしてもらいました。その後、濃い赤色から薄い赤色までの色見本を共同研究者である長寿会長さんに示し、選んでもらったのが現色(勝手に「ホコケンレッド」と呼んでいます)というわけです。
高齢者を元気づけ、歩きたくなる気持ちにさせるホコケンレッド!シンプル&シックな富山市に映えるホコケンレッド!!みんなで元気に活動中です。(写真:富山市城址公園で)